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SEISMIC RETROFITTING
耐震改修・リニューアル計画事例
BIMデータによる建物の長寿命化

テナントビルS・耐震診断完了

■BIMを利用することで、耐震改修を理解しやすくスムーズに進めます。
今回の計画では、東京都及び区と相談しながら耐震診断計画を進めていきました。東京都の平成23年4月1日施行「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」により行政の助成制度を利用し耐震診断を実施致しました。

3D・BIMモデルにより補強すべき構造部材と、既存建物の収まり確認が可能です。

3D・BIMモデルによる道路閉塞の確認
これにより「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」の対象建物であることがわかります。

 

一般的な耐震診断の必要性

『東日本大震災』の時、あなは建物の中で安心して対応が出来ましたか?
『その後の余震』のたびに、不安になりませんか?
耐震診断し建物の安全性を確認したうえ、どのように対応したら良いか考えませんか?

まず、現在あなたの建物は?

1. 建物が老朽化していませんか?
2. 東日本大震災』の時に建物にダメージがありませんか?
3. 昭和56年5月以前に着工した建物ですか?(旧耐震基準で設計した建物ですか?)
4. 主要幹線道路に面していますか?(東京とが指定する特定緊急輸送道路等の道路のことです。東京都のホームページで検索可能です。)
5. 建物高さが敷地の面する主要幹線道路の道路幅員のおおむね1/2を超えてますか?

上記項目に該当箇所が多ければ、耐震診断・耐震補強の必要があると思われます。

耐震診断・耐震補強に対し行政より助成金が、受けられる可能性があります。
助成金については、事前に建物所在地の行政に助成金が受けられるかどの程度の額になるか確認する必要があります。

岡山駅前 ビックカメラ・ロイネットホテル

岡山駅前再開発の一環として、2003年より閉鎖されていた旧岡山会館(昭和37年竣工)の耐震改修及び内外装全面改修計画です。
テナント構成は地下1階から地上4階までが物販店舗、5階から8階までがホテル、最上階がビルオーナーの事務所というものです。

本計画の耐震改修コンセプトは、

耐震改修促進法にあるIs値0.6以上の強度を確保すること
入居テナント内部のレイアウトを損なわない位置に耐震補強すること
短工期で進めること

としました。

ビルオーナー、入居テナント及び行政と綿密に協議を行い、短工期・ローコストな計画で、コンセプト通りに耐震補強を進めることができました。

さらに全体建設コストを抑える為、コンストラクションマネジメントを行いました。
工事は建築・設備の分野ごとに分離発注・分離契約とし、コストオン方式にて建築施工者が一括施工管理を行うようにしました。その結果、建築施工者の過去の一括受注に比べ工事費約2割減で改修できました。

ファサードのコンセプトは『既存デザインの一新』と『岡山の玄関口にふさわしいデザイン』としました。

『既存デザインの一新』と『岡山の玄関口にふさわしいデザイン』を目指した改修後の低中層部と上層部のファサード

ショッピングセンター ニットーモール

店舗改装に伴う、店舗レイアウトアドバイス(法的検証を含む)の建築コンサルティング業務を行いました。その中でも、中央出入口付近であるフードコートにおいては、全体を見渡せる様な配置に計画致しました。

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